早いものでもう6月半ば、月日の経つのは早いなあと感じている今日この頃です。ご存知のように着物も6月からは単衣に、7月からは夏物に衣替えになります。
というわけで衣替えに合わせて着物と長襦袢のお手入れを改めて考えてみました。
きものを早めにお手入れすることは大切です。それ以上に保管を考えると「汗対策」がポイントになります。通常の丸洗い・部分洗いは石油系溶剤で汚れをキレイに出来ます。でも、汗は丸洗いでは取ることは出来ないんです。
汗をキレイにする方法として、①丸洗いプラス汗抜き ②部分洗いプラス汗抜き ③洗い張りの方法があります。①②は仕立て上がったまま加工しますが、③は解いて反物の状態で加工します。着用回数が少ないものは①②が向いています。
当店では、長年愛用した着物と長襦袢は「③の洗い張り」をおすすめしています。洗い張りは水と洗剤で洗う作業で、汚れ・汗・臭いがスッキリし、見違えるくらい生地が新しくよみがえります。
洗い張りの工程は、全て当店の作業場でやっています。洗い張りの作業見学ご希望にはご相談に応じます。