若い時(35年前?)頃に誂えた色無地の袷仕立てのきものの染め替えのご依頼です。やや太めの糸で織りあげられた生地に草花の地紋が細い糸で織り上げられています。うっかりして解く前に写真を撮るのを忘れてしまい、解いてから染める前の下洗い後に撮った写真になってしまいました。本来は皺はありませんのでご容赦ください。
当店では110㎝の長さがある色見本をご用意しています。肩に当て顔映りを姿見で確認しながら色選びができると好評です。
染め出し伝票を記入し、京都の染工房に発送。細かいことなどはその都度連絡しお客さまのご希望に沿うようにしています。
元の薄いピンク色を脱色してから、ご希望の色を染め上げました。9月の茶席に着られということで単衣仕立てにしました。
生地の草花の地模様は天然の繭からつくられた絹糸で織りあげられています。染め上げると立体感が生まれとても良く仕上がりました。
当店では単衣のきものには絹の羽二重の生地で衣敷当てを付けるようにしています。お尻あたりが座った時に縫い目が裂ける心配があること、座った時の膝の後ろにできるシワを予防する意味があります。夏の紗や絽のきものの場合は、なるべく表地に影響しないように、また通気性のことも考えて絹の紗の衣敷当てをお付けしています。